第18回ラテンビート映画祭|LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2021
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The Box[La Caja]
監督:ロレンソ・ビガス
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リベルタード
Libertad
監督:クララ・ロケ
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ベネシアフレニア
Veneciafrenia
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
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第18回ラテンビート映画祭は今年、東京国際映画祭との3回目のコラボを実施できることになりました。
作風の異なる3本の作品は、それぞれユニークなキャラクターとメッセージ性に富み、皆さんの記憶に長く残ることでしょう。
階級や出自の差に揺れ動く少女たちの心を描いた『リベルタード』、経済的な生存競争がもたらす矛盾を炙り出す『箱』、マスツーリズムを巡る恐怖を題材にした『ベネシアフレニア』。いずれも日々進化する世界を映し出す作品です。

また、LBFFも新たな試みとして、旧作やクラシック作品(今年生誕100周年を迎えたスペインの巨匠ルイス・ガルシア・ベルランガ監督の代表作や、1940~50年代のメキシコ映画界黄金期の作品、さらにはホラーやエロス映画の特集プログラムなど)を配信するプラットフォームを開設予定です。

今年はTIFFのオープニングやコンペティション、ガラ・セレクションでもスペインとラテンアメリカにゆかりある作品が上映され、嬉しく思います。

プロデューサー/プログラミング・ディレクター
アルベルト・カレロ・ルゴ

LBFF CLASSIC CANOA
ラテンビート・クラシック『CANOA(カノア)』

ラテンビート・クラシック『CANOA(カノア)』絶賛配信中!

2022年1月──今年で18年目を迎えた「ラテンビート映画祭」では新たな試みとして、日本未配給のスペイン語・ポルトガル語圏の名作を中心に紹介する常設の配信チャンネル「ラテンビート・クラシック『CANOA(カノア)』」をオープンします。

 

「ラテンビート・クラシック『CANOA』」では、以下のようなプログラムを予定しています。

【1】高い評価を集める《古典的傑作》のご紹介
 

1940年代から80年代に掛けて製作された、スペイン語・ポルトガル語圏の数々の古典的傑作を配信します。ルイス・ブニュエルやフアン・アントニオ・バルデムと並ぶ、今年生誕100周年を迎えたスペインの巨匠監督ルイス・ガルシア・ベルランガの代表作に加え、スペイン、ポルトガル、1940~50年代の映画黄金時代のメキシコ、アルゼンチン、チリなど、各国の作品を予定しています。

【2】ホラー、エロティシズムほか多彩な《ジャンル特集》の展開

これまでの劇場での上映展開では実現が難しかった「特集上映」をオンラインで実施します。ホラー映画やエロティシズム作品をはじめとする多彩なジャンル特集や、特定の映像作家に絞ったレトロスペクティブ(回顧特集)など、多くの特集プログラムを企画しています。

2004年のラテンビート映画祭のスタート時、日本ではまだそれほど多くはスペイン語・ポルトガル語圏の映画を鑑賞することはできませんでした。しかし、NetflixやAmazon Prime Videoなどのデジタル配信サービスの隆盛によって、現在は多くの作品を手軽に観られるようになりました。“スペイン語・ポルトガル語圏の注目作をいち早く紹介する”という、本映画祭が持つ本来の意味にも変化が及んでいる今、私たちはオンラインでも“新たな映画祭”にチャレンジすることにしました。

劇場で開催する従来のラテンビート映画祭の形に加え、この新しい試みにもどうぞご期待ください!

“CANOA(カノア)”の意味

“CANOA(カノア)”は、“トマト”や“ポテト”、“カカオ”のようなラテンアメリカ・カリブ海地域の先住民の言葉が由来のスペイン語で、いまや世界中に広がっている言葉です。多くの言語で「小さな舟」を指すものとして知られています(カヌー[CANOE]の語源とも言われています)。

私たちはこの“CANOA”に、コロナ禍がもたらした数多の問題を乗り越え、文化を西から東へと幅広く運んでいく媒体としての願いを込めました。

ルイス・ガルシア・ベルランガ
(Luis García Berlanga)

ルイス・ガルシア・ベルランガ(Luis García Berlanga)ほどスペイン社会を正確に描いた映画人はあまりいない。それも、これほど質の高い脚本と映画的技法をもって実現した者となるとなおさらだ。彼の作品を称えることは、前世紀のスペイン文化の全域を称えることであり、スペインと多少なりとも近い他の文化および映画的形式を融合できるスペイン文化の力量を称えることでもある。ベルランガは、スペインの最も優れた文学、演劇、さらには造形芸術に自らの根を張るクリエーターだ。だが同時に、彼が活躍した期間のさまざまな瞬間に、世界の映画界で起きていたあらゆることにしっかりと目を向けた人物でもある。ベルランガは世界を理解していた。それも自分が生まれ育った場所から世界を理解した映画人であった。

50年間に及んだ活動期間中、ベルランガは、その作品が多くの問いを投げかけるものであることから厳しい検閲にかけられたこともあった。だがやがてスペインが民主化に向かうと、変わりゆく時代の旗手となった。1978年から1982年にかけて国立映画図書館の代表を務め、スペイン映画芸術科学アカデミーの創設メンバーでもあった。ベルランガは、優れた演出をする監督であり、作中、役にはまっていない俳優は一人としてなく、全員が常に調和のなかにある。また、彼はカメラ回しの名手でもあった。

監督した長編映画は全17作。「ベルランギアーノ」という形容詞は、「コミカルでシュールな」を意味し、それはペドロ・アルモドバル監督の作品に色濃く見られる要素でもある。
今回配信される作品「Bienvenido, Mister Marshall!」「Plácido」「El verdugo」は、ベルランガの最も有名な3作であり、このたび初めて日本語字幕付きで紹介される。

出典:スペイン国立映画図書館(Filmoteca Española)制作の小冊子より、一部抜粋・編集・加筆・翻訳

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作品一覧

10/30(土)~ 11/8(日)
箱
The Box[La Caja]
 2015年の『彼方から』(LBFF2016で上映)で、中南米に初めてヴェネチア映画祭金獅子賞をもたらしたベネズエラ人監督・ロレンソ・ビガス待望の最新作。2021年の第78回ヴェネチア国際映画祭コンペティション作品。
 メキシコ北部。祖母と暮らすメキシコ・シティから父の遺骨を受け取りに来た少年ハツィンは、その帰り道でバスの窓から、父と瓜二つの男・マリオを目撃する。マリオは父であることを否定するが、何度も押しかけてくるハツィンを仕方なく自分のビジネスの助手として採用する。彼は、大工場に貧しい人々を労働者として斡旋するブローカーだった……。
 マリオを演じるエルナン・メンドーサは、舞台演出家としても活躍するメキシコ人俳優。ミシェル・フランコ監督の第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ作『父の秘密』(12)にも出演している。
監督:ロレンソ・ビガス/出演:エルナン・メンドーサ、ハツィン・ナバレッテ、クリスティーナ・ズルエタ/2021年/ドラマ/アメリカ・メキシコ合作/93分/カラー/第34回東京国際映画祭共催
作品詳細はこちら
(第34回東京国際映画祭HPへ移動します)
リベルタード
Libertad
 15歳の少女ノラは、母と小さな妹とともに、祖母が療養するスペインの海沿いの邸宅で夏休みを過ごすことになる。もう子供ではなく、かといって大人でもない。なんとも言えない居心地の悪さを感じるノラの前に、邸宅の使用人の娘でコロンビア出身のリベルタ—ドが現われる。育ちも性格も対照的なふたりの少女は、互いを牽制しあいながらもやがて友情を育んでいくが……。
 ハイメ・ロサレス監督の『ペトラは静かに対峙する』(18)の共同脚本で知られる脚本家、クララ・ロケの初監督作。2021年の第74回カンヌ国際映画祭では、批評家週間に選出されている。
 ノラ役のマリア・モレラは、本作が主演2作目となるスペインの新進女優。リベルタード役、コロンビア出身のニコール・ガルシアは本作がデビュー作となる。ペドロ・アルモドバル監督作『ペイン・アンド・グローリー』(19)のノラ・ナバスが、ノラの母役を務めている。
監督:クララ・ロケ/出演:マリア・モレラ、ニコール・ガルシア、ノラ・ナバス/2021年/ドラマ/スペイン・ベルギー合作/109分/カラー/第34回東京国際映画祭共催
作品詳細はこちら
(第34回東京国際映画祭HPへ移動します)
ベネシアフレニア
Veneciafrenia
 
 ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞・脚本賞受賞の『気狂いピエロの決闘』(10・LBFF11で上映)、ゴヤ賞8部門受賞の『スガラムルディの魔女』(13・LBFF14で上映)など、熱烈な支持を集めるアレックス・デ・ラ・イグレシア監督が、ダリオ・アルジェント監督らが手掛けた1970年代イタリアの“ジャッロ映画”にオマージュを捧げた最新作。
 イタリアのヴェネチアに、スペイン人観光客グループが到着するが、彼らは1人、また1人と姿を消していく。その陰には、街を外国人から取り戻そうとする秘密結社の存在があり……。
 出演は『007/カジノ・ロワイヤル』(06)にも出演したイタリア人女優のカテリーナ・ムリーノ、同じくイタリア出身で『天使と悪魔』(09)のコジモ・ファスコ、『ザ・レイジ/果てしなき怒り』(15)などスペイン映画界で活躍するスウェーデン出身のイングリッド・ガルシア・ヨンソンほか。
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア/出演:カテリーナ・ムリーノ、コジモ・ファスコ、イングリッド・ガルシア・ヨンソン/2021年/ホラー/スペイン/100分/カラー/第34回東京国際映画祭共催
作品詳細はこちら
(第34回東京国際映画祭HPへ移動します)
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<主催> LBFF実行委員会
<プロデューサー&プログラミング・ディレクター> アルベルト・カレロ・ルゴ
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アルベルト・カレロ・ルゴ
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