1985年マドリード生まれ。祖父はルイス・ブニュエル作品のスタッフとしても知られる映画監督で脚本家のエドゥアルド・ウガルテ。長編映画デビュー作『Cabeza de perro』(06)で、ゴヤ賞の最優秀新人女優賞にノミネートされる。08年からTVシリーズ『La señora』、09年に映画『砂の上の恋人たち』に出演後、13年に女性作家マリア・ドゥエニャスのベストセラー小説をドラマ化した『情熱のシーラ El tiempo entre costuras』(15年NHKで放送)でヒロインを演じ、人気を博す。2016年公開予定のペドロ・アルモドバル監督最新作『Silencio』(16)に主演するなど、スペインで今もっとも注目を浴びる女優の一人である。
1970年バルセロナ生まれ。バルセロナ大学で法律を学んだあと、雑誌や新聞で記事を執筆。1992年に若手作家の協会を設立する。25歳で最初の小説を発表した翌年、Alcala de Henares賞受賞。2015年には「Mentira」でエデベ賞ヤングアダルト部門の大賞を受賞している。
1964年生まれ。ムルシア大学で英語の博士号を取得後、米国で教鞭をとり、教育・文化等数々のプロジェクトに携わる。2009年に「El tiempo entre costuras」(「情熱のシーラ」原作)で小説家としてデビュー。時代に翻弄された若きお針子の激動の人生は、読者や批評家を魅了し大ベストセラーとなる。同小説は20以上の言語に翻訳され、2013年にはテレビドラマ化。平均視聴率25.5%を記録する大ヒット作となった。
1977年グアテマラ生まれ。サンカルロス大学を卒業し、広告の仕事に従事した後、フランスとイタリアで映画を学ぶ。2011年に短編「Cuando sea grande」を監督し、各国の映画祭で注目を浴びる。本作『火の山のマリア』で長編監督デビューを果たす。
1965年スペインのビルバオ生まれ。デウスト大学で哲学を学ぶ。
パブロ・ベルゲル監督の短編映画『Mamá』(88) やエンリケ・ウルビス監督作『Todo por la pasta』(91)で芸術監督として映画界にデビューする。
1991年、短編映画『Mirindas asesinas』を初監督。1993年には初の長編作『ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦』でゴヤ賞3部門を受賞。その後、『ビースト 獣の日』 (95) では、ゴヤ賞の最優秀監督賞など6部門を受賞し、スペイン映画界で注目すべき監督の一人と評される。
大胆な内容に挑戦する映画は観客から支持され、議論を呼びながらも冴えた演出が目立つ多岐にわたる作品を発表。 ナンセンスものやブラックユーモア調で国内外の観客を魅了している。スペイン映画のベテラン俳優カルメン・マウラやマリア・アスケリノ、ハビエル・バルデムから、ハリウッドではロージー・ペレス、イライジャ・ウッド、ジョン・ハート、サルマ・ハエックなどと仕事をする。
ラテンビート映画祭2011でも上映された作品『気狂いピエロの決闘』(10)は、第67回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞と脚本賞を受賞する。『スガラムルディの魔女』(14)では、ゴヤ賞8部門で受賞し、Fotogramas読者により最優秀作品のひとつに選ばれる。
スペインの女優。アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作『気狂いピエロの決闘』(10)に出演し、ゴヤ賞にて最優秀女優賞にノミネートされる。私生活ではイグレシア監督と2014年に結婚した。
スペイン、ジローナ市のホテル学校卒業。兄ジョアンと弟ジョルディと共に、ミシュランの3つ星レストラン「El Celler de Can Roca」を経営。そのほか、ロカ3兄弟がプロデュースするレストランスペース“RocaMoo”とバルスペース“RocaBar”からなる「Roca Barcelona」(バルセロナのホテル・オム内)や、パーティー用の一軒家レストラン「Mas Marroch」で活動する。
また、ソムリエとしてワインの普及・教育にも力を入れている。カタルーニャの公共放送Televisió de Catalunyaのワイン番組「En Clau de vi」に、ワインの顧問・専門家として出演。ジローナの大学基金とホテル学校の協力のもとソムリエ養成コースを指導し、ジローナ大学の観光学科ではガストロノミーとワイン醸造学を教えている。ナショナル・ガストロノミー賞よりベスト・メートル賞(2004)及びベスト・ソムリエ賞(2010)を、ガストロノミー・インターナショナル・アカデミー賞よりベスト・ソムリエ賞(2005年、2011年)を受賞。また、スペイン産業観光商務省より観光功労者として表彰もされている。